日々のブログ

坂正範です。自身の経験や物事の結果において、"どう捉え、考え、行動するか"よって、人生は大きく変わってくると考え、日々活動しています。

日本でキャッシュレス化を浸透させるのは難しいのか!?

坂正範(まさ)です。今日はこのニュースから始めていきます。

現金志向が強い日本はキャッシュレス決済の比率が2割にとどまる。政府は2025年までに同比率を4割まで高める目標を掲げており、1910月に予定する消費税率引き上げに対応した経済対策の柱の一つとしてキャッシュレス決済した際のポイント還元を盛り込んだ。

英国における決済のキャッシュレス化はここ12年で急速に進んだ印象を受ける。特にロンドンでは「現金を普段持ち歩かなくなった」と語る人がとても増えた。街中のATMを利用する人が大幅に減ったため、同国では最近月300台ペースでATMが撤去されている。

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イギリスでキャッシュレス化が浸透した要因とは!?

急速に進んだ要因としては、同記事では、「多くの銀行が積極的に発行している非接触型カードの劇的な普及とインフラ(鉄道)との連携」と記載があります。

しかしながら、普及が遅い日本でも、多少の違いはありますが、Suicaが携帯電話に機能を入れることができ、かつクレジットカード機能をつけることで、自動チャージする仕組みを持っていることから、主要な要因とは言い難いと思いました。

それでは、何が要因なのでしょうか。

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モバイルsuica: https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/index.html

キャッシュレス化を浸透させるためには!?

最大のポイントは、"利用できる箇所"を増やすことだと思います。

電子マネーを利用する際にも、"電子マネーが利用できる店舗"でなければ利用できず、結局のところ"現金"は持ち歩く必要が出てきてしまいます。逆に"現金"の良いところは、どの店舗でも利用可能である点であり、とりあえず現金さえ持っていれば、対処可能だという点です。

現に、カード会社がブラック・キャブ(タクシー)に課す手数料を10%から3%に引き下げたことが後押しとなり、全てのブラック・キャブにて、クレジットカードや非接触型カードの支払いを受け付けるようになったことで、利用者数の拡大に成功しています。

 

日本でキャッシュレス化をすることは難しいのか!?

キャッシュレス化進める上での"日本の最大のメリット"は、”チップ文化"がないことだと思います。海外では"チップ"という文化が存在するため、どうしても少額の"現金"を持つ必要がありますが、日本では、"チップ文化"がないため、電子マネーを利用できる店舗を増やすことで完全にキャッシュレス化することが他国に比べて容易となります。

 

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引用元: http://tipandmoney.km-net.main.jp/?eid=1

おわりに

キャッシュレス化を進めることで、現金目的の強盗などの犯罪も軽減でき、また財務管理も容易になると考えられます。利用者にも店舗にもメリットのあるキャッシュレス化が、どれだけ早く日本に浸透するかが、本当に楽しみです。