こたつで寝るのはやめましょう。
坂正範(まさ)です。今日は、冬場の睡眠について取り上げていきます。
25日の朝は、南国・沖縄でも冷え込みが強まっています。沖縄県下地島空港では、6時30分に気温が9度7分まで下がり、沖縄地方では今シーン初めて9度台となりました。
東京でも最低気温2℃を記録し、今週末は太平洋側でも積雪があると予想されています。
冬と言えば、こたつとみかん!?
冬と言えば、"こたつでテレビを見ながらみかんを食べる"というイメージがある方も多いのではないでしょうか。そして、冷たい布団に移るよりも、暖かいこたつで寝てしまうことも少なくありません。今回の記事では、前から気になっていた、"こたつで寝ると、なぜ疲れがとれないのか!?"について、調べていきたいと思います。
こたつで寝ると、なぜ疲れがとれないのか!?
疲れがとれない原因として、主に3つの要因があります。
(1)睡眠時の深部体温が下がらない
(2)体温調節で汗をかいて水分が不足
(3)こたつは寝るのには狭すぎる
それでは、詳細に見ていきましょう。
(1)睡眠時の深部体温が下がらない
人間の脳はほかの動物とくらべて、高い機能をもっており、昼間は脳をフルに使って生活しています。そこで疲れた脳が オーバーヒートしないように、脳の温度を下げて休ませ、脳の疲労を回復させるために睡眠をする必要があります。そのため睡眠時には深部体温を下げようと、身体と脳に働きかけます。
そこで"こたつ"で寝てしまうと、こたつが身体を温め続けてしまうせいで、睡眠中にも関わらず、身体は体温を下げるために起きているとき以上に働き続けます。結果として"無意識の内に疲れてしまう"という現象が起きてしまうのです。
(2)体温調節で汗をかいて水分が不足
身体が体温を下げるためにすることと言えば、"発汗すること"です。こたつで寝ることで、睡眠中に大量の汗書き続けますので、無意識の内に脱水症状になってしまう恐れがあります。こたつで寝ていて、くらっとすることがありますが、それは、軽い脱水症状になっているケースが多いと言われています。
(3)こたつは寝るのには狭すぎる
人間の身体は、睡眠中に寝返りを打つことで、睡眠中の血流を良くし、筋肉が同じ姿勢で凝り固まるのを防ぐように働きかけます。しかしながら、こたつでは寝返りを打つだけの広さがないことから、寝返りを打つことができず、肩こり、腰痛などの症状が出てしまうことがあります。
こたつの集中力の関係とは!?
最後に、受験シーズンということで"集中力"についても軽く調べてみました。受験生の皆さまの中には、こたつで受験勉強に励んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から申しますと、こたつで勉強することは、おすすめできません。
こたつに入ると、下半身だけ温まることになります。温まったことにより血管が膨張し、血液が下半身に集まりますので、脳に供給されるはずの血液量が少なくなってしまいます。そのため脳の働きが悪くなり"集中力"も落ちてしますそうです。
ご飯を食べた後に眠たくなることはないでしょうか。この現象は、ご飯を食べると消化器官に血液が集中するため、脳に供給されるはずの血液量が少なくなることが原因だそうです。
おわりに
何ごとも身体が資本であり、健康な身体であるからこそ、全力で物事に打ち込めるのだと思います。健康管理を見直すきっかけとしていただければ幸いです。